西園寺公望と私塾立命館

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右側の塀が天皇の宮殿であった御所。
京都御苑(ぎょえん)は東西700m、南北1200mの緑がいっぱいの公園ですが、
その中に250m×450mほどの御所(ごしょ)があります。
明治維新までは御所のまわりに皇族や公家の屋敷などが並んでいました。
ところが、東京遷都で、皇族、公家たちも東京へ引っ越しました。
そこで、その跡地が公園として整備され、「京都御苑」となりました。
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西園寺家は平安時代に貴族として栄えた、藤原氏の家系です。
藤原氏はその後も公家として後々まで続きましたが、
特に西園寺公望(さいおんじ・きんもち、1849~1940)は、
明治天皇とは歳が近く、幼少時は屋敷も近いので遊び相手だったそうです。
明治に入ってからは、政界に入り、薩摩・長州出身者が幅をきかせていた政府で、
公家出身独特のカッコよさを見せていたとのことですが、
第12代総理大臣となり、大人になっても明治天皇を支えました。
また、この地に公望は1869年(明治2年)、私塾立命館を開きました。
府の命令で1年後に閉鎖されましたが、
その後、公望の秘書であった中川小十郎が、意志を受け継いで、
1900年、京都法政学校を設立、1913年に立命館大学となりました。
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立命館の発祥地がここで、藤原氏の子孫が創始者で、
その人が総理大臣にまでなったなんて、また一つ勉強になりました。
ふらり歩きをするたびに、ひとつずつ知識が増えます。
それが面白いからこのブログが続くのですよね♪
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Comments
私も立命館のいわれを初めて知りました。
なるほど勉強になります。
今ではほとんど車での移動。
ふとして得られる知識に限りがあります。
やはり歩きは良いですね。
なんか多くのことが学べるような気がします。
今の時代、歩いて街を散策するのが
ちょっとした贅沢なことのように思えてきました。
相変わらず広々としたところ、凄いですね。
一度ゆっくり散策したいのですが...
ポチ!
私ことですが腰もぼちぼちと回復に・・・
気長に治します。
さすがにふらりさんは目の付け所が違いますね。
全然知らなかったです。
歴史の勉強にもなります。
白雲神社も知らずでした。どうしても御所や御苑ばかりで・・・
立命館もあったんですね。フーーーム。
私塾立命館のこと 知りませんでした。。。
頷きながら、記事を拝見致しました。。。
こういう歴史があったのですね!
京都に住むと 歴史がとても身近で、散歩から帰ると
今日 通ったお寺さんを検索して 調べたりしています。
これからも、京都ふらりさんの紹介記事 楽しみにしています。
*:.。☆..。.(´∀`人)
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