東近江、梅の永源寺

永源寺湖。滋賀県東近江市、滋賀と三重を分ける鈴鹿山脈の西麓。
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2月22日は、臨済宗永源寺派の大本山、永源寺(えいげんじ)へ行きました。
近江鉄道八日市駅からバスで20分ほどの所です。
臨済宗は鎌倉時代の始めの1200年頃、栄西が中国から日本に持ち帰った禅を重んじる仏教。
栄西の後も弟子などが中国に渡って臨済宗を修め、現在14の宗派とそれらの大本山があります。
7つは京都の有名な大寺院である、建仁寺、南禅寺、天龍寺、相国寺、東福寺、妙心寺、大徳寺で、
残りの7つが鎌倉や地方都市にあり、そのひとつが永源寺。
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永源寺は川の横の崖の上に立ち、川に沿った細長い敷地。まずは石段を100段程上ります。
このお寺では本堂にあたる方丈。1765年築。大きいです。屋根は湖岸によく生える葦(ヨシ)。
永源寺は、室町時代初期の1361年、近江守護職の佐々木氏が、寂室(じゃくしつ)禅師を迎え建てました。
その頃、臨済宗は足利氏に擁護され、京都では栄華を極めていましたが、
寂室はこの静かな近江の地を好み、
応仁の乱の頃は、戦場となった京都を離れた僧が数千人も来たそうです。
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とても静かなところですから、いい座禅が組めるでしょう。
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2月22日でしたが、まだ雪が。
ところどころに梅の木。寒いからか、まだつぼみ。
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法堂の横の梅と芭蕉の句碑。見るからに老木。
芭蕉はここを訪れた時、梅を見ながら、こんにゃくのさしみを食べたようです。
門前の土産物店にもこんにゃくが並んでました。こんにゃくが名物なのかな?
江戸時代はこんにゃくも御馳走だったんでしょうね♪
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Comments
私など年中あるいていると、ここは紅葉の時にぜひきたいなあってよく思います。でも紅葉って2週間ほどですから、なかなかそうはいきません♪
>シンドン様
フナ寿司、私は好きですよ。
あの酸っぱいのがいいんです。
値段が高いのがネックですが♪
>みお様
めがね地蔵は私もはじめてです。
かわいかったです♪
永源寺にはいつも紅葉のシーズンにしか行くことがなかったので、普段の景色はあまり知ることがありませんでした。
こうやって見ると紅葉の頃も良いのですが、本来の永源寺の良さを知るにはこの時期人気のいない時に来る方が良いみたいですね。
今度機会があればひとりで行って座禅をしてみたいです。
静けさがいいですね。
最近近江まで足伸ばせませんが、
夏頃滋賀の方に行きたいとです。
琵琶湖周辺もいいとこですからね~
ほんと穴場・・・
私は彦根の町はお気に入りですよ。
素朴でいいとこです。今は?ですが。
近江八幡も静かでいいとこです。
滋賀では鮒寿司ですね、ただこれはクセがあり「高い」(苦笑)食べれないでしょうね。
一度食べて見たいですが・・・
眺めているだけで心がスッと鎮まっていくような
とても素敵な表情をなさっていますね。
古いこうしたお寺が今でも残っているということに
改めてどれだけ大切にされているのかがよく
わかりますよね。
座禅ですかぁ…私は落ち着きがないからすぐに
パシンッ!なんてされちゃいそうです(汗)
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