石山寺、紫式部と梅

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京阪電鉄・大津線の南の終点、石山寺駅。
子供のころは、京都の三条京阪から石山寺行の電車があって、
「石山寺ってどんなところかな?一度電車で行ってみたいな~」って、よく思ったりしたものです。
ここから瀬田川に沿って1キロほど歩きます。
寒い中ボートを漕いでいるのは大学のボート部の人たちかな。
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石山寺到着。 25年程前に来たことあるのですが、どんなお寺か全く覚えていません。
門をくぐると桜並木。
石山寺は奈良時代の747年、聖武天皇によって建てられました。
その後、真言宗のお寺となり、観音霊場として有名。
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石段を登ると大きな石の山の上に多宝塔。1196年築。
この石は花崗岩が変成してできたそうで、
この岩盤の上にたつので石山寺って言うんですね。納得しました。
多宝塔の左手に本堂。
1094年築。
遠くから見るとこんな感じ。とにかく大きい。
本堂と多宝塔はともに国宝ですが、1000年前にこんな大きい建築物が建てられ、
今だに残っているなんて、当時の技術の素晴らしさには敬服します。
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本堂の中の1室にある、源氏の間。紫式部はこの石山寺で源氏物語を執筆したとのこと。
紫式部は藤原道長の娘に仕えていましたが、
結婚して二人の子供を授かるも、残念ながら早くに夫と死別しました。
きっと、物語を書くことで、いろんな夢を見たのでしょうね。
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石山寺は山の斜面のところどころに伽藍(お寺の建物)がたち、
雰囲気は、京都西山の善峯寺と似ています。
国宝の多宝塔。1194年築。 多宝塔としては日本でも最高級に美しいとのこと。
瀬田川。2kmほど向こうは琵琶湖です。雪をかぶっているのは標高1200mの比良山(ひらさん)。
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冷たい風の中、まだまだ咲きはじめでしたが、なんとなく春の予感がして気持良かったです。
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Comments
石山寺にも梅林が
あるのですね。
初めて知りました。
情報ありがとう。
まさに春の気配といったところですね。
まだまだ急激に寒い日も織り込まれて
いるので小春日和をチョイスして
動いています。
見時は今月半ばからでしょうか??
わぁ~~石山寺にも、こんな素晴らしい梅林が
あるのですね。。。。
満開の時は、華やかになるでしょうね。。。
(*´ -`)(´- `*)ウットリ。。。
紅梅 綺麗ですね~!
それから、鳥居のお写真も 気に入りました~!
場所ですねぇ。
満開の時も確かにキレイだと思うのだけれど、こうした
咲き始めの頃の春を少し感じられる雰囲気がこれまた
素敵で良いんですよねぇ。
春はもうすぐかなあ~。
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