御室のオムロン

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京福電鉄・北野線、鳴滝駅。一日乗降客600人。
駅前の商店街はガラーンとしています。
御室(おむろ)駅は東へ2駅のところです。といっても1km程しか離れていません。
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アーケードを通りぬけ、左に曲がってすぐのところにあるのが、オムロン創業記念館。
創業者であった立石一真さん(1900~1990年)の自宅だったとのこと。
立石一真さんは熊本に生まれ、熊本で工業学校電気科を卒業したあと、神戸へ来ました。
兵庫県庁、井上電機を経て、30才で大阪にて独立しました。
最初は自分で特許をもっていたズボンプレスを自分で作って、自分で売っていたとのことです。
33才のときに立石電機製作所を設立し、
レントゲン撮影のための、 20分の1秒を正確に測れるタイマーを開発して、信用を得ました。
戦後、まもなく、京都に本社工場を移転、
御室駅や御室仁和寺がすぐ近くにあったことより、「オムロン」という商標を定めました。
駅の自動改札機、銀行のATMは世界に先駆けての、オムロンの開発です。
特に昭和42(1967)年、阪急の大阪・北千里駅に初めて設置した自動改札機は、
NHKのプロジェクトXにも、取り上げられました。
私も見ましたが、試行錯誤で大変だったようです。
現在、本社は京都駅前、工場も長岡京市や滋賀に移りましたが、
従業員はグループで国内1万人、海外2万人の大企業となりました。
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鳴滝駅にもどりました。無人駅なのですが、プランターに花がいっぱいさいています。
誰が、水をやっているのかなと思ってたのですが、こんな樽はふつう、駅では見かけません。
どうも、ホームの屋根の上の水を蓄えておくもののようです。
ちゃんと、ボランティアさんがあげているようです。
水を貯めるのは自動でも、水をやるのは、人の手のようです。
オムロンの知恵を借りれば、それくらいタイマーで自動でできそうですが、
やっぱり、花や生き物は人の手で育ててこそおもしろいですよね。
立石一真さんも、自宅に緑がいっぱいあることを考えると、そう思ったでしょうね。
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Comments
オムロンの由来はそういうことだったんですか...勉強になりました~
従兄弟が以前努めてましたが、やめちゃったのが残念ですねぇ...
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納得です^^
立石さんが熊本生まれだと言うことは知りませんでした
こちらはビックリです
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