赤山禅院の福禄寿
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叡山電鉄・修学院駅
ちょうど一年前、ブログを始めたころも、この駅にきました。
私の京都歩きも2周目なんだなという実感です。
あのころは電車の写真を撮るのが目的で、
今のようにお寺巡りして歴史を語るブログになるなんて全く思ってなかったです。
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この駅から、比叡山の麓へむかって20分ほど歩きます。
民家がなくなったところにある赤山禅院(せきざん・ぜんいん)
平安時代の初め、天台宗をひらいた最澄の弟子である、
円仁(慈覚大師)の遺命で開かれた、延暦寺の別院。
円仁も唐に数年間滞在し仏教をきわめました。
日本へ帰るとき「航路平穏」を守護してくださった、唐の赤山大明神を本尊としています。
都の北東方向の鬼門にあたり、方除けの神(方角の災いを除く神)とされます。
ここには都七福神の福禄寿(ふくろくじゅ)様がいらっしゃいます。
本堂の裏の福禄寿堂
七福神が勢ぞろい。福禄寿は人望の神様。
寿老人が長寿、布袋さんは大量。
えびすさまが正直で、大黒さまが富財。
毘沙門さまは威光、弁天さまは愛嬌
福禄寿と寿老人は中国の仙人で、布袋さんは仏教僧。
えびすさまは日本神話の神で、大黒さま、毘沙門さま、弁天さまはインド・ヒンズーの神。
七福神は、室町時代からこの七神を幸福の神として崇めるようになった、日本固有の庶民信仰です。
お稲荷さんのほこらも
境内は山の麓の森の中っていう感じですが、小さめのお堂や社が10程あり、それらを一巡します。
池もあって、平安時代は小野氏の小野山荘ともよばれたそうです。
でも、なんとなく「千と千尋の神隠し」の世界のような雰囲気です。
紅葉の季節はとくにきれいだそうです 。
水の音がすると思って見に行ったら、滝の中に仏様。
延暦寺の千日回峰行(山中を千日間歩く修行)のお坊さんもここに寄られます。 その方たちのわらじかな♪
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Comments
神社や寺にはまるとは
思っていませんでした。
でもやはり日本の伝統には
引きつけられる力が
ありますね。
日本のこころの原点
なのでしょうか?
二周目ですか・・すごいですね。
初めてここに行った時、路を間違って
修学院離宮に辿り着いたのが
思い出ですね^^*
小さなおいなりさんがカメラを覗いているようです。
かわいい福禄寿おみくじは
買いましたか?
これからも楽しみに拝見させていただきます。
「千と千尋の神隠し」のよう。
これを知り、私もその場に行きたくなりました。
京都にはまだまだ素晴らしい場所がありますねぇ。
住んでいた時、もっとゆっくりと見て歩いておけば
良かったなぁ…。
緑が青々として見えます、同じ日本でも大きな違いですね。
今雪が降っています、どうやら積もるみたいですね、
2~3日前でしたか、京都に雪が降ったようですね、金閣寺に降る雪絵になってました。
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