石田の杜と承久の乱

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
京都地下鉄東西線・石田駅

駅を上がると外環状線道路。

少し南に歩くと100m四方程度の林。石田の杜(もり)といって奈良時代の万葉集から歌によまれたところです。

その中にある天穂日命(あめのほひのみこと)神社。
天穂日命は天照大御神の首飾りの勾玉(まがたま)から誕生した神です。

このあたりは小野小町が晩年すごした隋心院や、
平安時代創建の醍醐天皇ゆかりの醍醐寺(世界遺産)などがあり、
都から少し離れた落ち着いた雰囲気があります。
powered by 地図Z
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
順徳院(順徳天皇)も歌をよんでいます。
鎌倉時代の後鳥羽上皇の子であり、多くの優れた歌を残し、新古今和歌集の編纂にも関わったが、
承久の乱で佐渡へ流されました。

鎌倉時代の初め、源頼朝が関東の鎌倉に幕府を開きました。
頼朝の妻、北条政子は伊豆地方の有力な武士である北条氏の出身で、頼朝の死後、
幕府はこの北条氏により支配されます。
ただ、西日本ではまだ天皇の力が強く、東西で二頭政治となっていましたが、
天皇家の領地に幕府の地頭が置かれるなどして、お互い緊張状態にありました。
1221年、天皇家の最有力者である後鳥羽上皇は、このような幕府に反発し、北条氏と戦う決意をし、
順徳天皇も皇位を子供にゆずり順徳院となって協力します。
まず、京都周辺の幕府の領地を攻撃しますが、鎌倉からきた幕府の大軍に簡単に破れ、
後鳥羽上皇は山陰の隠岐へ、順徳院は佐渡へ流され、ともにその地で亡くなるまで過ごしました。
この承久の乱から天皇家の力は一挙に低下し、皇位継承にも北条氏が介入するようになったとのことです。
京都地下鉄東西線・石田駅

駅を上がると外環状線道路。

少し南に歩くと100m四方程度の林。石田の杜(もり)といって奈良時代の万葉集から歌によまれたところです。

その中にある天穂日命(あめのほひのみこと)神社。
天穂日命は天照大御神の首飾りの勾玉(まがたま)から誕生した神です。

このあたりは小野小町が晩年すごした隋心院や、
平安時代創建の醍醐天皇ゆかりの醍醐寺(世界遺産)などがあり、
都から少し離れた落ち着いた雰囲気があります。
powered by 地図Z
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
順徳院(順徳天皇)も歌をよんでいます。
鎌倉時代の後鳥羽上皇の子であり、多くの優れた歌を残し、新古今和歌集の編纂にも関わったが、
承久の乱で佐渡へ流されました。

鎌倉時代の初め、源頼朝が関東の鎌倉に幕府を開きました。
頼朝の妻、北条政子は伊豆地方の有力な武士である北条氏の出身で、頼朝の死後、
幕府はこの北条氏により支配されます。
ただ、西日本ではまだ天皇の力が強く、東西で二頭政治となっていましたが、
天皇家の領地に幕府の地頭が置かれるなどして、お互い緊張状態にありました。
1221年、天皇家の最有力者である後鳥羽上皇は、このような幕府に反発し、北条氏と戦う決意をし、
順徳天皇も皇位を子供にゆずり順徳院となって協力します。
まず、京都周辺の幕府の領地を攻撃しますが、鎌倉からきた幕府の大軍に簡単に破れ、
後鳥羽上皇は山陰の隠岐へ、順徳院は佐渡へ流され、ともにその地で亡くなるまで過ごしました。
この承久の乱から天皇家の力は一挙に低下し、皇位継承にも北条氏が介入するようになったとのことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少し西に歩くと山科川。この少し南の宇治川でも天皇側と幕府側の攻防があったそうです。

順徳院は佐渡で20年過ごしましたが、この石田の杜や山科川のことも思い出してたのでしょうね。

今はとっても静かです♪

少し西に歩くと山科川。この少し南の宇治川でも天皇側と幕府側の攻防があったそうです。

順徳院は佐渡で20年過ごしましたが、この石田の杜や山科川のことも思い出してたのでしょうね。

今はとっても静かです♪

- 関連記事
-
- 醍醐寺、上醍醐 (2020/02/07)
- 醍醐寺、紅葉 (2011/11/30)
- 日野薬師・日野誕生院 (2008/06/29)
- 一言寺の紫陽花 (2008/06/17)
- 石田の杜と承久の乱 (2007/10/14)
- 国宝・醍醐寺の五重の塔 (2007/03/11)
スポンサーサイト
| ホーム |
Comments
こうやって歴史のある地を巡れたら素晴らしいですね。
いつも応援ありがとうございます。
学校で習っていた歴史は苦手ですが、神社とかからまつわる歴史に触れるととても新鮮でダイレクトに感じるものがあります。
いつも楽しみにしております^^(ポチ)
立体的に感じますねぇ。
教科書やガイドブックで到底補うことのできない
実地レポート、すばらしいですし、いつも楽しみ
にしております!
地下鉄利用だと足も伸びそうですがまだまだ私には未開地ですね。
万葉集なども関連深き京都。
こういう紹介をして頂くと興味が湧いてきますね。^^。
しかし・・勾玉から生まれた神様など
いらっしゃるのですねっ!神秘的。
大きい画像付きで勉強でき、歴史好きに拍車がかかりそうです。
応援ポチ!
post a comment