ふらり京都、旅して日本 さぬきうどん「吉田橋の入谷」

さぬきうどん「吉田橋の入谷」

20歳代の私が香川に住んでいた6年間で、

一番お気に入りのうどん店は、

通称「吉田橋の入谷(いりたに)」。


高松の中心から10キロほど南東に行った田園地帯にあり、

自宅から車で5分でした。



  
・・・・・・・・・・・・・・


川のほとりに建っていた小屋です。

店には看板がありません。

でも少しサビている近辺の住宅地図が入口の横にかかっていて、

それをみるとこのお店の名は「入谷」。


具はなく、かけうどんのみ。

メニューは一玉が小で150円。二玉が大で200円。これだけです。


だから3玉たべようとしたら350円と割高なので、おかわりも二玉食べてました。




お店はホントに台風がきたら吹き飛びそうな小屋。

でも地元の人はこのお店が大好きで、お昼はいつも行列。




ガラガラと古いガラス戸を横に開けるとカウンターにおばちゃん(推定70歳)がいて、

その隣でおじちゃん(推定75歳)がうどんを打って、伸ばして、茹でて、ざるで洗っていました。



カウンターでおばちゃんに「大」っていうと

「ぬくめる?」って言われます。

「そのまま」って答えると、おばちゃんはうどんをお鉢にいれてくれます。

それを受け取って自分で大きな給湯器の蛇口をひねり、

熱いおつゆをいれ、ネギをかけ、テーブルへいきます。




テーブルが2つと小さなカウンターがあって全部で15席くらいかな。

もちろん、見知らぬ男女が相席。

五才くらいの男の子が一人で来てたこともありました。





二玉なら、2分もかかりませんね。

すぐに、お代わりで、また二玉食べるんです。



入谷は麺をぬくめて、あつあつにするのは、あまり好きじゃなかったな。

でも麺をそのままにすると、ぬるいうどんになり、

さぬき最高の味だと思いました。



めんはどちらかというと柔らかめ。

つゆが、いりこだしだと思うのですが、これが美味しかった。




日曜は店休日でしたが、

自分が家にいて、店があいている土曜なんかは、

朝起きると入谷のうどんが食べたいと思い、

朝9時開店の入谷へ行き、二玉たべるんです。

でも家帰るとお昼になってまた食べたくなるんですよね。

だからまた行くんです。お昼は必ず四玉。




残念ながら10年ほど前、廃業なさったようです。






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Comments

#
すごく郷愁を誘う、ジーンとくる文章ですね。
ボクは全然入谷のことは本でしか知らないんですが、ボクなりの入谷が頭の中で懐かしい風景として浮かびます。


他の記事もまたぼちぼちと読ませていただきます。
by: jamさん | 2010/05/25 00:47 | URL [編集] | page top↑
# 讃岐うどん大好きです。
西桐生駅にコメントありがとうございました。近いうちに(もしかしたらちょっと時間が掛かるかもしれませんが…)足尾町関連のレトロ特集を組む予定でして、もしお気が向かれましたらご覧下さい。

讃岐うどん大好きで、文庫で出ているバイブルとなっている「おそるべし 讃岐うどん」を片手に何軒か食べ歩いたことがあります。一杯100円しない店もあって、でもすごくおいしくて、奥の深さに脱帽したもんです。
by: 銀ねずみさん | 2007/05/27 16:16 | URL [編集] | page top↑
#
東海林さだおさんですね。探してみます♪
by: 京都ふらりさん | 2007/05/23 19:54 | URL [編集] | page top↑
#
やヴぁいです。東海林さだおさんという作家のエッセイ、「行くぞ!冷麺探検隊」という本の うどん王国・讃岐という章に まんま似たような記述があります。
うわーこれこれ!と、すっごく嬉しくなりました。

「ぬくする?」のあとにチャッチャするんですよね。
紹介されている店もそのまま「ヨシダバシ」でした。
是非今度読んでみてくださいませ。
by: けたさん | 2007/05/23 10:33 | URL [編集] | page top↑
#
今日は讃岐うどんで検索し、参考にしながら冷やしうどんを撮影しました(^^:)
by: つじさん | 2007/05/23 00:32 | URL [編集] | page top↑
# こんばんは~☆
うどんが食べたくなりました。
記事を読みながら
色々と想像しました。
行ったことないのに、
温かい雰囲気が伝わってきます。
廃業、残念ですね。
by: asterさん | 2007/05/22 23:52 | URL [編集] | page top↑
# 昼は4玉?
1玉ってもちろん通常の一人前ですよね?
北海道は麺類はやはりラーメンが主ですのでその量的感覚から4玉は想像できません(笑)ぽちポチ!
by: 北海道人さん | 2007/05/22 23:30 | URL [編集] | page top↑
#
こんばんは。
うどん文化、やっぱり違いますね~
誰かに連れてってもらわないと、戸惑って食べれないかも...^^
最後の「廃業」の文字が寂しくなりましたが、良い店が消えては、生まれての繰り返しなんでしょう。
また“味”のあるお店が見つかるといいですね^^
応援ポチです
by: ゆったり人さん | 2007/05/22 23:16 | URL [編集] | page top↑
#
素朴なお店がかえっていいですね(^^)
いつもありがとうございます。
応援ぽっち。
by: 昭雄さん | 2007/05/22 20:45 | URL [編集] | page top↑
# どこもうどん。
香川には瀬戸大橋開通の時に行ったっきりですが
今いる徳島へは必ず通る香川県。
名前は忘れましたが、高速のSAで食べた
さぬきうどんがとても美味しかったです。
安くて早くて美味しくて。
食べ終わった後は、いつも良い気分になります。
by: みおさん | 2007/05/22 14:12 | URL [編集] | page top↑
#
そうそう、もうひとつ最高にすばらしかったのは、毎年、用意して下さったマリンライナーの指定席(窓がすごく大きいのです、瀬戸内ビューっていうのか)から見る静かな夕暮れの風景は、涙がでるくらいすばらしいです。どこからか『瀬戸の花嫁』のあの音楽がきこえてきそうで・・ここで毎年夏の終わりを実感したものです。何度もお邪魔しました。今後とも更新楽しみにしております。
by: れんくみさん | 2007/05/22 10:42 | URL [編集] | page top↑
#
仕事柄、十年間くらい毎年夏の終わりは四国高松でのイベント会場でした。(幼稚園の息子をおいての4日間は辛いものがありましたが・・)
画家の友人と二人、岡山からのマリンライナーを降り立ってまず駅で一杯。
毎年のことでしたので、行動範囲も徐々に広がり、仕事の合間、琴電で散策し、おいしそうなうどんやさんを見つけてまた二玉(流石に二玉が精一杯でしたが)仕事場のお昼は、決まってゆでたてのうどん+小さな丼ものか鮨でしたが、丼のダメな私は友人とトレードしてもらって更に一杯。最終日は、また駅で一杯・・企画会社からのおみやげはさらに讃岐うどんの詰め合わせ。夏の終わりは毎年讃岐うどん三昧でした。
3年前でしたか、久々に姪達を引き連れ高松(大歩危小歩危も参りました、ボンネットバスで)に降り立ったのですが、駅は昔(ほんの数年前ですが)の面影はなく、電車を降りるとむせかえるように香った『だしとうどんのゆで汁』の香りは消え失せてしまってました。駅は、キレイに画一化され整備されても讃岐うどんの味は変わらないでほしいものですネ。四国は、山を介して県ごとに住む人の雰囲気や風景が違っていて、どの県も個性的で大好きな場所です。
by: れんくみさん | 2007/05/22 10:22 | URL [編集] | page top↑

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