酒田2、本間家・山居倉庫
北前船発祥の地、そして1983年のNHK朝ドラマ「おしん」の舞台となった酒田


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12月に入ってから寒い日が続きますね。
ついこの間まで半袖だったのに。
月日がたつのって早いですね。
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さて記事は、11月はじめの山形県。
ここは北前船発祥の地、酒田。
レンタサイクルで町巡り。初めて訪れる町って、いつもちょっとワクワクします。
町の中心には、日本一の地主といわれた本間家の旧本邸。
江戸幕府が開かれると江戸に人口が集中し始め、食料の調達が必要となりました。
そこで幕府は、米どころである出羽国(山形県)の米に目をつけました。
ところが大量の米を運ぶには陸送は奥羽山脈を越えねばならず困難でありました。
水運となると当時は日本海を南下し、敦賀で一旦荷を陸にあげ
琵琶湖を通って大阪に運んでから江戸に運んだのですが、
やはり敦賀での陸揚げが大変でした。
そこで幕府の命を受けた商人・河村瑞賢は、
日本海から下関を経由し大阪、江戸に運ぶ航路を開きました。
これだと山形から荷を船に載せたまま2ヶ月で江戸につき、
途中の寄港地も栄えるようになり、船は「北前船」とよばれるようになりました。
本間家は江戸時代にこの北前船で米を商った商家。日本中に知れ渡る豪商となったそうです。
ただ、商人の手本として、質素に暮らし、儲けた財も進んで荘内(庄内)藩民のために使ったとのこと。
明治維新後も太平洋戦争後の農地改革まで日本一ともいわれる大地主だったそうです。

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本間家から300mほど海方向へ行き、

木の橋を渡ると、山居倉庫(さんきょそうこ)。

明治26年、米倉庫として建てられました。全部で12棟。
山形県の米がここに集まって、船で出荷されるんですね。
実は、NHKのブラタモリで1年ほど前にこの酒田が取り上げられて、
タモリさんが、本間家住宅にも山居倉庫にも来られてました。
その番組を見るまでは、静かな漁業の町かなっと勝手に思っていたのですが、
江戸時代から、この地域を代表する商業都市だったって知って、
是非、来てみたいと思ってたんです。
中はこんな感じ。もちろん今でも9棟が米倉庫として使われています。
夏の暑さ対策のため二重屋根になっていて、
上の屋根が受けた日射による熱が、室内に伝わらないようにしてあります。
一番北の棟は資料館
一棟で804トンとなると全部で1万トン。何杯分のご飯になるのかな? 想像できないですね。
倉庫の西側にはケヤキの木。これで日射と冬の季節風をさえぎります。
農家に生まれたおしんは、6歳でこの酒田の商家に奉公にだされ。赤ん坊の子守りをしました。
山居倉庫でのロケもあったそうです。(ただし、「おしん」は作り話です)
神社も。
南側2棟はお土産屋やレストラン。

ケヤキの黄葉が見事
今回も、新しいことに触れることができ、とっても新鮮な気分になれました♪
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12月に入ってから寒い日が続きますね。
ついこの間まで半袖だったのに。
月日がたつのって早いですね。
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さて記事は、11月はじめの山形県。
ここは北前船発祥の地、酒田。

レンタサイクルで町巡り。初めて訪れる町って、いつもちょっとワクワクします。

町の中心には、日本一の地主といわれた本間家の旧本邸。

江戸幕府が開かれると江戸に人口が集中し始め、食料の調達が必要となりました。
そこで幕府は、米どころである出羽国(山形県)の米に目をつけました。
ところが大量の米を運ぶには陸送は奥羽山脈を越えねばならず困難でありました。
水運となると当時は日本海を南下し、敦賀で一旦荷を陸にあげ
琵琶湖を通って大阪に運んでから江戸に運んだのですが、
やはり敦賀での陸揚げが大変でした。
そこで幕府の命を受けた商人・河村瑞賢は、
日本海から下関を経由し大阪、江戸に運ぶ航路を開きました。
これだと山形から荷を船に載せたまま2ヶ月で江戸につき、
途中の寄港地も栄えるようになり、船は「北前船」とよばれるようになりました。

本間家は江戸時代にこの北前船で米を商った商家。日本中に知れ渡る豪商となったそうです。
ただ、商人の手本として、質素に暮らし、儲けた財も進んで荘内(庄内)藩民のために使ったとのこと。

明治維新後も太平洋戦争後の農地改革まで日本一ともいわれる大地主だったそうです。

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本間家から300mほど海方向へ行き、

木の橋を渡ると、山居倉庫(さんきょそうこ)。

明治26年、米倉庫として建てられました。全部で12棟。

山形県の米がここに集まって、船で出荷されるんですね。

実は、NHKのブラタモリで1年ほど前にこの酒田が取り上げられて、
タモリさんが、本間家住宅にも山居倉庫にも来られてました。
その番組を見るまでは、静かな漁業の町かなっと勝手に思っていたのですが、
江戸時代から、この地域を代表する商業都市だったって知って、
是非、来てみたいと思ってたんです。

中はこんな感じ。もちろん今でも9棟が米倉庫として使われています。

夏の暑さ対策のため二重屋根になっていて、
上の屋根が受けた日射による熱が、室内に伝わらないようにしてあります。

一番北の棟は資料館

一棟で804トンとなると全部で1万トン。何杯分のご飯になるのかな? 想像できないですね。

倉庫の西側にはケヤキの木。これで日射と冬の季節風をさえぎります。

農家に生まれたおしんは、6歳でこの酒田の商家に奉公にだされ。赤ん坊の子守りをしました。
山居倉庫でのロケもあったそうです。(ただし、「おしん」は作り話です)

神社も。

南側2棟はお土産屋やレストラン。


ケヤキの黄葉が見事

今回も、新しいことに触れることができ、とっても新鮮な気分になれました♪

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