真如堂2、サンシュユの実

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京都市左京区、吉田山の南東麓にある天台宗・真如堂は、本当の名を「真正極楽寺」といいます。
平安時代の初期、日本の天台宗の始祖・最澄の弟子、慈覚大師が、
阿弥陀如来を彫っていました。
完成間近のときに、「比叡山の修業僧たちの本尊になっていただけますか?」
と如来に向かって尋ねたところ、首を横にふり、
「都へ下りて、全ての人、特に女人たちを救っていただけますか」
と聞くと、縦にうなずいたそうです。
その百数十年後の984年、戒算上人が、
この「うなづき如来」を、比叡山から、天皇妃・東三条女院の離宮があったこの地に
移して安置したのが、真如堂の始まりです。
その後、京都や滋賀を転々しますが、
江戸・元禄時代の1600年代末にこの地に戻り、
今の大きな本堂や三重の塔などが建てられました。
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昨年の桜の時も少し立ち寄りましたが、今回は拝観料500円を払い、
寺宝の仏様や、離れにある庭園や四季の襖絵なども拝見しました。
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本堂の裏にある薬師堂。前に植えてある木には変わった実が・・・
サンシュユの木といい、春には黄色い花を咲かせ、
実はグミのようにツルんとしておいしそうでしたが、熟すと赤くなって漢方薬になるそうです。
だから薬師堂の前に植えてあるんですね。
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Comments
季節を変え訪れると新しいものが見えますね。
>真如堂は、本当の名を「真正極楽寺」といいます。
わぁ~~初めて知りました。。。
こちら、中に入ったことなかったのですが
一度ゆっくり訪ねたいと思いました。。。
大文字山を借景とした庭園 素晴らしいですね
*:.。☆..。.(´∀`人)
好みの乾燥したものをかなり前に台湾か香港、シンガポール?? 中華圏の国で探して購入しました。冷え性に効くということで。
日本にあったなんて!見られて感激です!
サンシュユのお花はよく撮影するのですが、こんなりっぱな
実がなるなんて知りませんでした(@。@”
ホントおいしそうですね~
お庭は本当に贅沢な借景ですよね。
もよりの駅前は既に葉が黄色くなりかけ
だったりします~。
いつもためになるお話し
感激しながら拝読しております。
長く子供に恵まれなかった私は、
絵を描いた方の紹介で仙人のような四国のおじさんから
サンシュユ(多)と朝鮮人参とケイヒ・当帰などを調合してもらって、秘密の丸薬を作ってもらい飲みました。
『まあ3ヶ月飲んでみなさい・・』
言われた通り、3ヶ月で例のふらりさんの娘さんと同年の、あのヘンテコ息子を身ごもりました。
懐かしいおはなしです。やはり女人を守ってくださったのですね。一度お参りしてこようと思います。
ありがとうございます。
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